NEMIKA WEB MAGAZINE
自分がいくつになっても
変わらないこと。
そして、変わっていくこと。
「NEMIKA」のコンセプトと近しいと感じる、
しなやかに日々を楽しんでいる
クリエイターの女性たちに
“今の年齢の楽しみ方”をお聞きします。
vol.5&6は、「malta」店主の布山瞳さん。
変わらないこと。
そして、変わっていくこと。
「NEMIKA」のコンセプトと近しいと感じる、
しなやかに日々を楽しんでいる
クリエイターの女性たちに
“今の年齢の楽しみ方”をお聞きします。
vol.5&6は、「malta」店主の布山瞳さん。
01
花を生業にしようと決めたのはいつですか?
布山
手を動かす仕事がしたいと中高生の頃から思っていました。けれど、周りにそういう環境も無く、両親からも「一度大学に行って考えたら」と考える時間をもらい、大学に進学することに。大学時代に住んでいた近所に「小路苑」という花屋があり、そこがとても素敵だったんです。そこに足を運びながら、花に携わる仕事に就きたいと決め、大学卒業後、ディスプレイ、ファッションショー、ウエディングなどの装飾をする会社に就職しました。花に携わる仕事はとても楽しく、あっという間に時間が過ぎ、30歳の頃に独立しました。
独立したキッカケは何だったのでしょう?
布山
私は現場が好きなのですが、30歳になるとだんだん管理側の仕事も増えていきました。それは会社に勤めていたら当たり前のこと。けれど、私はやはり現場で手を動かしていたいと改めて感じましたし、どうせ管理という仕事をするのなら自分のお店を管理したらいいのではないかと思ったんです。
そこで2010年に独立し、7年間は自宅をアトリエにして仕事していました。独立した年に出産も重なりましたが、自宅兼アトリエでスタッフと働いていたので、赤ちゃんがいても働きやすい環境だったと思います。けれど、子どもが育ち、仕事も増えてくるにつれ、自宅兼アトリエは手狭に。そのタイミングで、たまたま自宅のすぐ近くのこの店舗物件と出会ったんです。子どもも小1だったので、すぐに帰れる距離ということも嬉しく、2017年にすぐ借りることに。最初は作業場として考えていて、たまたま入ってくるお客様がいたら対応しようというくらいの気持ちでしたが、その後コロナ禍となり状況が変わっていきました。
そこで2010年に独立し、7年間は自宅をアトリエにして仕事していました。独立した年に出産も重なりましたが、自宅兼アトリエでスタッフと働いていたので、赤ちゃんがいても働きやすい環境だったと思います。けれど、子どもが育ち、仕事も増えてくるにつれ、自宅兼アトリエは手狭に。そのタイミングで、たまたま自宅のすぐ近くのこの店舗物件と出会ったんです。子どもも小1だったので、すぐに帰れる距離ということも嬉しく、2017年にすぐ借りることに。最初は作業場として考えていて、たまたま入ってくるお客様がいたら対応しようというくらいの気持ちでしたが、その後コロナ禍となり状況が変わっていきました。
布山さんが気に入ったのは、圧縮ニットのセットアップ。「ネイビーのセットアップの上に、ニットベストをレイヤードしました。セットアップのシルエットがとても綺麗なので、ベストを重ねてももたつきません」
トップス ¥37,400、スカート ¥31,900/NEMIKA
その他:本人私物
作業場として考えていた場所が、お店という形態に変わっていくことに、
布山さんは違和感はなかったのでしょうか?
布山さんは違和感はなかったのでしょうか?
布山
コロナによって、ウエディングやパーティーなどの外へ出向く仕事が全くなくなりました。私とスタッフそれぞれが外へ出向いて仕事していたので、実は集まってみんなで仕事するという状況はほぼなかったのですが、初めて1箇所に集まって顔を合わせて仕事するように。実際にそうなったら、すごく楽しかったんです。
コロナによってお家に植物や花を飾ろうという人がとても増えて、接しないでも買えるように小さな花束を外に吊るして売ったりと色々工夫もしたりして。そうしてだんだんアトリエ兼お店のようになっていき、接客も苦手だと思い込んでいましたが、来てくれた方とお話ししているととても楽しかったんです。
コロナによってお家に植物や花を飾ろうという人がとても増えて、接しないでも買えるように小さな花束を外に吊るして売ったりと色々工夫もしたりして。そうしてだんだんアトリエ兼お店のようになっていき、接客も苦手だと思い込んでいましたが、来てくれた方とお話ししているととても楽しかったんです。
Photo : Masaharu Arisaka
Direction & Interview : Maki Kakimoto (Lita)
「malta」店主布山 瞳
PROFILE
大学在学中、ファッションショーの開催、舞台装飾に取り組む。テレビ業界でキャリアをスタートした後、パリスタイルのアレンジメントを学ぶ。ショップディスプレー、ファッションショーに加えウェディングフラワーに携わる。
2010年独立し「malta」設立。2017年世田谷区羽根木に店舗をオープン。結婚式装飾、店舗装飾、撮影装飾、インテリアコーディネートなど幅広く活動している。
malta
東京都世田谷区羽根木1-21-27 亀甲新 #ろ-59
営業時間:13:00〜18:00
定休日:月曜、火曜
Instagram @maisonmalta